トブノガフライ

飛ぶのがフライ

ジル・チャーチル
浅羽莢子


飛ぶのがフライ

ジャンル
海外ミステリ > コージー
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
主婦探偵ジェーン・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:258ページ
初版:2007年1月12日

ISBN:978-4-488-27512-9
Cコード:C0197
文庫コード:M-チ-4-12

装画:西山クニ子
装幀:矢島高光


内容紹介

親友のシェリイたちと保護者代表として、サマーキャンプ候補地の下見に、隣州へとやって来たジェーン。手のかかる子供たちのいない、絶好の骨休めのチャンスだが、キャンプ場に謎の人影が出没したり、複雑な台所事情があったりと、どうにも雲行きは怪しい。案の定、死体を発見してしまうジェーン。だが、その死体が忽然と消えてしまい……。我が家を離れても事件に巻き込まれる主婦探偵シリーズ第9弾。解説=大矢博子



ジル・チャーチル

アメリカの作家。1943年カンザス州生まれ。本名のジャニス・ヤング・ブルックス名義で作家デビューし、歴史小説やノンフィクションを刊行したあと、1989年にチャーチル名義で『ゴミと罰』を発表。アガサ賞最優秀処女長編賞とマカヴィティ賞処女長編賞を受賞する。同書を第一作とする、シカゴの専業主婦ジェーンを探偵役にした〈主婦探偵ジェーン・ジェフリイ・シリーズ〉で、一躍コージー・ミステリ界の人気作家となる。ミステリの著作にはほかに、1930年代のアメリカを舞台にした〈グレイス&フェイヴァー・シリーズ〉がある。


浅羽莢子

(アサバサヤコ )

1953年生まれ。英米文学翻訳家。東京大学文学部卒。主な訳書にセイヤーズ『学寮祭の夜』、チャーチル『ゴミと罰』、マクラウド『納骨堂の奥に』、キャロル『死者の書』、ピーク『ゴーメンガースト』など多数。2006年歿。