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明治二十四年、外国船が多数来航する国際貿易港に発足した、小さな警察署。署には外国語に堪能なものが集められ、専用の小蒸気と端艇を有していた。個性豊かな署員たちを指揮するのは、アメリカ放浪経験をもつ、フェンシングの名手・五条文也警部。ラッコ密猟船の水夫長の変死事件や、英国軍艦の水兵の切ない失踪事件などを解決するため、署員たちは日夜陸と海を駆ける――。完全復活を遂げた著者が新境地に挑んだ、明治警察物語。著者あとがき=高城高
「密猟船アークテック号」
「水兵の純情」
「巴港兎会始末」
「スクーネル船上の決闘」
「坂の上の対話――又は『後北游日乗』補遺」
高城高
(コウジョウコウ )1935年北海道函館市生まれ。東北大学文学部在学中の1955年、日本ハードボイルドの嚆矢とされる『宝石』懸賞入選作「X橋付近」でデビュー。大学卒業後は北海道新聞社に勤めながら執筆を続けたが、やがて沈黙。2006年『X橋付近 高城高ハードボイルド傑作選』で復活を遂げた。他の著書に『微かなる弔鐘』。08年、『墓標なき墓場』を第1巻とする〈高城高全集〉全4巻(創元推理文庫)が刊行された。