ベテランから日本SF界の未来を担う新鋭まで、現代SF界を牽引する書き手が集結。新時代を創る書き下ろしアンソロジーシリーズ第4巻。第12回創元SF短編賞正賞・優秀賞受賞作を掲載。
はじめに
小川一水「未明のシンビオシス」
川野芽生「いつか明ける夜を」
宮内悠介「1ヘクタールのフェイク・ファー」
宮澤伊織「ときときチャンネル#2【時間飼ってみた】」
小田雅久仁「ラムディアンズ・キューブ」
高山羽根子「ほんとうの旅」
鈴木力「〔特別寄稿〕SFの新時代へ」
溝渕久美子「神の豚」(第12回創元SF短編賞 優秀賞受賞作)
松樹凛「射手座の香る夏」(第12回創元SF短編賞 正賞受賞作)
第12回創元SF短編賞選考経過および選評
ちいさなあとがき
編集部より
小川一水
(オガワイッスイ )1975年、岐阜県生まれ。96年、『まずは一報ポプラパレスより』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー(河出智紀名義)、現在の筆名に変更後、2004年に『第六大陸』で、14年に『コロロギ岳から木星トロヤへ』でそれぞれ第35回、第42回星雲賞を受賞。20年に『天冥の標』で第40回日本SF大賞、第51回星雲賞を受賞。