ハクギンノセイイキ

白銀の聖域

マイケル・ムアコック
中村融


白銀の聖域

ジャンル
ファンタジイ > ファンタジイ
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:366ページ
初版:1996年10月18日

ISBN:978-4-488-65208-1
Cコード:C0197
文庫コード:F-ム-1-8

装画:山田章博
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。


内容紹介

見渡すかぎり一面の氷原。冷えきった世界で、人々は巨大なクレヴァスに穿たれた八つの都市に住み、氷上帆船を走らせて生活している。だがこの世界には次第に衰退が兆していた。氷が溶けはじめているらしいのだ。一隻の、巨大な氷上帆船が出航する。誰も到達したことのない幻の都市、ニューヨークを求めて! 巨匠がつむぐ驚異の新世界! 訳者あとがき=中村融


マイケル・ムアコック

イギリスの作家。1939年生。17歳で雑誌編集者となり、のちには英国ニューウェーヴ運動の拠点となったSF専門誌〈ニュー・ワールズ〉の編集長も務めた。いくつも存在する異なる世界を舞台に、多彩なヒーローたちが壮大なドラマを繰り返し演じ続ける、という構想のシリーズ作品を多数発表し、中でもルーンの杖秘録《ブラス城年代記》は、その中核をなす絢爛たるヒロイック・ファンタジイである。


中村融

(ナカムラトオル )

1960年愛知県生まれ。中央大学卒業。SF・ファンタジイ翻訳家、研究家、アンソロジスト。主な訳書に、ウェルズ『宇宙戦争』『モロー博士の島』、ブラッドベリ『万華鏡』ほか多数。創元SF文庫での編著に『影が行く』『地球の静止する日』『時の娘』『時を生きる種族』『黒い破壊者』がある。