館から発見された少女の白骨死体。フランキーは、かつてこの家に監禁されていた彼女の残留思念に影響されているかのような不思議な挙動をみせる。しかも研究チーム内に潜んでいた悪意ある能力者の暗躍が、研究チームや被験者、そして町の住民の身を脅かすまでに増長していた。心理学者ウェスは仲間たちとともに圧倒的な力と対決する。かつてない奇想で贈る瞠目の新世代ホラー! 解説=古山裕樹
ジェイムズ・F・デイヴィッド
アメリカの作家、心理学者。オレゴン州にあるジョージフォックス大学の教授。SFやホラーのモチーフを、ミステリの筋立てで書くジャンルミックス的手法で長編作品を執筆。1995年、Footprints of Thunderでデビュー。邦訳書に『時限捜査』『叫びの館』、その他の作品にShip of The Damned、Judgment Dayなどがある。