綾乃(あやの)たちが懸命に準備をした生徒会主催の夏至祭(げしまつり)は大成功に終わった。ところが夏休みを前に、気になる噂が。群馬県にある五郎丸(ごろうまる)湖で、ネッシーに似た生物が目撃されているというのだ。二年前に綾乃を襲った首長竜、あれは確かにアロウが倒したはずだ。そんな折、綾乃たちは五郎丸温泉の別荘に招待される……。妖怪と人間が共に学ぶ魔女学校を舞台にした、人気の学園ファンタジイ。
白鷺あおい
(シラサギアオイ )岡山県出身。筑波大学第2学群比較文化学類卒業。2016年、第2回創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞。著書に『ぬばたまおろち、しらたまおろち』『人魚と十六夜(いざよい)の魔法』『蛇苺(へびいちご)の魔女がやってきた』『シトロン坂を登ったら』『月蝕の夜の子守歌』『セーラー衿(カラー)に瑠璃紺(るりこん)の風』がある。