シルヴァー・スクリーム〈下〉

ジャンル
ホラー > アンソロジー
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:428ページ
初版:2013年11月29日

ISBN:978-4-488-58405-4
Cコード:C0197
文庫コード:F-ン-9-2

写真:Charlotte Steeples Photography/Getty Images
装幀:東京創元社装幀室


内容紹介

銀幕(スクリーン)から、恐怖がしたたる。

ホラー映画のタイトルを交えながらストーリーが展開するウィンターの異色作「危険な話、あるいはスプラッタ小事典」、重大な決意をした女性の姿を異様な迫力で描くスキップの「スター誕生」、閉館した映画館で男が出逢う戦慄の体験を綴るキャンベルの「廃劇場の怪」。最高のホラー作家たちが生み出した、この世にあってはならない悪夢が集う、究極の映画ホラー・アンソロジー。


目次

「夜はグリーン・ファルコンを呼ぶ」ロバート・R・マキャモン
「バーゲン・シネマ」ジェイ・シェクリー
「特殊メイク」クレイグ・スペクター
「サイレン/地獄」リチャード・クリスチャン・マシスン
「映画の子」ミック・ギャリス
「危険な話、あるいはスプラッタ小事典」ダグラス・E・ウィンター
「スター誕生」ジョン・スキップ
「廃劇場の怪」ラムジー・キャンベル
「カッター」エドワード・ブライアント
「映魔の殿堂」マーク・アーノルド
     *
「とどめの一劇(エンド・スティック)」デイヴィッド・J・スカウ


田中一江

(タナカカズエ )

英米文学翻訳家。東京女子大学文学部卒。主な訳書にクリスティー『ヘラクレスの冒険』、バチガルピ『ねじまき少女』、クーンツ『対決の刻』、フォード『シャルビューク夫人の肖像』、マキャモン『奴らは渇いている』など多数。


夏来健次

(ナツキケンジ )

1954年新潟県生まれ。主な訳書にスティーヴンスン『ジキル博士とハイド氏』、ホジスン『幽霊狩人カーナッキの事件簿』、レノルズ『人狼ヴァグナー』、編書に『英国クリスマス幽霊譚傑作集』、共編書に『吸血鬼ラスヴァン』などがある。


尾之上浩司

(オノウエコウジ )

英米文学翻訳家。主な訳書にマシスン『ある日どこかで』、フォスター『スター・トレック――イントゥ・ダークネス』、ロス『ダーク・シャドウ――血の唇』、カークマン+ボナンジンガ『ウォーキング・デッド――ガバナーの誕生』ほか多数。