ファーシーア一族の影の存在として長年国王の暗殺者だったシェイドは、今や王妃の顧問官となっていた。彼はフィッツに、一族に伝わる不思議な力〈技〉の使い方を若き王子に教えてくれるように頼みにきたのだ。ヴェリティ亡き今、教えられるのはフィッツだけ。ところが訪問者はシェイドだけでは終わらなかった。次にフィッツのもとを訪れたのは、豪奢な身なりの見知らぬ若者。果たしてフィッツは宿命の波を止めることはできるのか?
ファーシーア一族の影の存在として長年国王の暗殺者だったシェイドは、今や王妃の顧問官となっていた。彼はフィッツに、一族に伝わる不思議な力〈技〉の使い方を若き王子に教えてくれるように頼みにきたのだ。ヴェリティ亡き今、教えられるのはフィッツだけ。ところが訪問者はシェイドだけでは終わらなかった。次にフィッツのもとを訪れたのは、豪奢な身なりの見知らぬ若者。果たしてフィッツは宿命の波を止めることはできるのか?