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緑のジャングルと茶色い川をかかえる亜熱帯の町に、理解不能な言葉を話す9歳から13歳の子どもたちの集団がどこからともなく現れた。その存在は徐々に大人たちの日常に罅(ひび)を入れていき、数ヶ月後、32人の子どもは一斉に命を落とした──。現代スペインを代表する作家が描く、子どものかわいらしさと暴力性、野生と文明、保護と支配。一読忘れがたき恐るべき寓話、待望の文庫化。訳者あとがき/文庫版あとがき=宇野和美
アンドレス・バルバ
1975年、スペインのマドリード生まれ。小説家、エッセイスト、写真家、脚本家、翻訳家として活躍。2001年に小説La hermana de Katiaでエラルデ小説賞の最終候補となり、世に知られるようになる。2006年に発表したVersiones de Teresaでトレンテ・バリェステル賞を、2017年刊行の本書『きらめく共和国』でエラルデ小説賞を受賞。イギリスのグランタ誌で2010年に発表された、スペイン語圏における注目の若手作家22人のひとりにも選ばれている、現代スペイン文学を代表する作家。2014年に児童書『ふたりは世界一!』が翻訳刊行されている。
宇野和美
(ウノカズミ )東京外国語大学スペイン語学科卒。出版社勤務を経て翻訳家に。メルチョール『ハリケーンの季節』で、日本翻訳家協会による翻訳特別賞を受賞。ネッテル『赤い魚の夫婦』、アルマダ『吹きさらう風』、マトゥーテ『小鳥たち──マトゥーテ短篇選』など訳書多数。