クリストファーは世界中の人々の眼前で死からの復活を果たし、自らがイエスの再来であることを証明した。さらに彼は、ユダヤの人々の信仰と文化の礎というべきエルサレムの神殿に踏み入って祭壇を汚し、十戒の石板を破壊した。それらは神を崇めるためのものであり、人間の新たな進化にはそうした信仰は妨げになるというのだ。神と聖書に真正面から挑んだ問題作、ついに最終巻へ!
ジェイムズ・ボーセニュー
1953年生まれ。元・アメリカ合衆国国家安全保障局の情報分析官。1980年、共和党の下院議員候補として、アル・ゴアと議席を争った。小説の著作は《キリストのクローン》3部作のみ。
田辺千幸
(タナベチユキ )英米文学翻訳家。ロンドン大学社会心理学科卒。主な訳書に、ボウエン〈英国王妃の事件ファイル〉シリーズ、ブラック『狐には向かない職業』、トルジュ『血の魔術書と姉妹たち』、スローター『報いのウィル』などがある。