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判型:文庫判
ページ数:338ページ
初版:1993年1月29日
ISBN:978-4-488-24705-8
Cコード:C0197
文庫コード:M-ミ-1-5
ある風の強い午後、スメドラー法律事務所を訪れたその娘は、謎めいた台詞を残して帰途についた。そして数日後、ひとつの報せがもたらされる。娘が失踪した、という。捜索に駆り出されたアラゴンだったが、澱んだ池に投じられた一石は、やがて意外な波紋を描き出してゆく。心に弱点を負った男女の軌跡を辿る、異色サスペンス。
マーガレット・ミラー
1915年、カナダのオンタリオ州生まれ。38年、高校の同級生であったケネス・ミラー(ロス・マクドナルド)と結婚。41年The Invisible Wormで作家デビュー。緊張に満ちた心理描写と詩的な文体、最後の一行がもたらす戦慄など、他に類のないサペンスを多く発表。『狙った獣』で56年にMWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞最秀長編賞を受賞し、83年にはMWA賞グランドマスター賞を受賞する。著作に『悪意の糸』『殺す風』『まるで天使のような』などがある。94年没。