ミランダゴロシ

ミランダ殺し

マーガレット・ミラー
柿沼瑛子


ミランダ殺し

ジャンル
海外ミステリ > サスペンス
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
トマス・アラゴン弁護士シリーズ

判型:文庫判
ページ数:395ページ
初版:1992年2月28日

ISBN:978-4-488-24704-1
Cコード:C0197
文庫コード:M-ミ-1-4



内容紹介

匿名の中傷文の執筆にいそしむ偏屈な老人、マフィアにコネがあると称する九歳の悪ガキ、寄る年波に必死の抵抗を試みる美貌の未亡人――そんな登場人物が入り乱れるなかある日一組の男女が失踪する。駆け出し弁護士アラゴンを巻きこんで、事は意外な方向へ……。恐ろしくもユーモラスな悲劇の顛末を描く鬼才の異色サスペンス。


マーガレット・ミラー

1915年、カナダのオンタリオ州生まれ。38年、高校の同級生であったケネス・ミラー(ロス・マクドナルド)と結婚。41年The Invisible Wormで作家デビュー。緊張に満ちた心理描写と詩的な文体、最後の一行がもたらす戦慄など、他に類のないサペンスを多く発表。『狙った獣』で56年にMWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞最秀長編賞を受賞し、83年にはMWA賞グランドマスター賞を受賞する。著作に『悪意の糸』『殺す風』『まるで天使のような』などがある。94年没。