判型:文庫判
ページ数:284ページ
初版:2023年3月10日
ISBN:978-4-488-21827-0
Cコード:C0197
文庫コード:M-ト-6-21
装画:八木美穂子
装幀:柳川貴代+Fragment
ラーハンのブレホンはフィデルマとは因縁の仲。処刑延期の訴えを却下され状況は絶望的だったが、フィデルマは諦めなかった。捜査を続けるうちに次々と不審な事実が判明し、さらに処刑を目前にエイダルフが消えてしまう。誰かが彼を助けようと連れ出したのか、それとも牢から出して殺そうとしているのか。謎が謎を呼ぶ事件をフィデルマはどう解き明かす? 人気シリーズ第九弾。訳者あとがき=田村美佐子
ピーター・トレメイン
1943年英国生まれ。本名はピーター・ベレスフォード・エリス。ケルト関係の学術書を数多く著し、学会の会長や理事もつとめる著名なケルト学者でもある。また小説家としても精力的に活動しており、ピーター・トレメイン名義の代表作《修道女フィデルマ・シリーズ》をはじめ、ホラーやファンタジー、ピーター・マッカラン名義のスリラーなどを刊行している。
田村美佐子
(タムラミサコ )1969年生まれ。上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了。訳書にトレメイン「憐れみをなす者」「昏(くら)き聖母」、ウォルトン「アンヌウヴンの貴公子」、ジョーンズ「詩人(うたびと)たちの旅」「聖なる島々へ」などがある。