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パイロットという名の統合失調症の青年と優秀な脳外科医の兄。この兄弟の妹は20年前、7歳で消えた。誘拐? 事件は未解決のまま今に至っていた。担当の女性サイコロジストの力を借り、パイロットは20年前の事件をふり返り始めた。パイロットと兄、兄と母、母とパイロットと父……家族関係のもつれた糸がほぐれていくとき、そこに見えてくる悪夢とは? 比類のないオリジナリティに満ちた驚愕の傑作デビュー・サスペンス! 訳者あとがき=伏見威蕃
*第10位『IN★POCKET』文庫翻訳ミステリーベスト10/評論家・翻訳家部門