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判型:文庫判
ページ数:444ページ
初版:2009年12月25日
ISBN:978-4-488-17105-6
Cコード:C0197
文庫コード:M-マ-8-4
写真:Charles Hewitt/ Hulton Archive/ゲッティ イメージズ
装幀:柳川貴代+Fragment
名探偵ゲスリン最高の事件 マクドナルドの代表作
米国の劇作家ギャレットは自作公演でロンドンを訪れ、齢三十四にしてG・K・チェスタトンの最高傑作ともいうべき本に巡りあった。所在ない日曜の午後、チェスタトンに導かれてノッティング・ヒル界隈を逍遙したギャレットは、立ち寄った喫茶店で犯罪の謀議と思しき会話を耳にする。すわ一大事と会話の主を尾行するが失敗、事件の予兆を告げようにも取り合ってくれる相手が見つからない。やがて面談したアントニイ・ゲスリンによって女の身許は割れたが行方は知れず、関係者の死、ギャレット自身も奇禍に遭うなど、行く手は困難を極めて……。興味深い発端、論理的な謎解き、緊迫の終局。巧みな展開が小気味よい、マクドナルドの代表作。解説=戸川安宣
フィリップ・マクドナルド
1891、1896、1899、1900年のいずれかの年の11月5日に、ロンドンで生まれる。1931年にアメリカに渡り、脚本家としても活躍したが、私生活の一切が公開されていない。1980年12月10日歿。