オレノメヲウッタオトコハシンダ

おれの眼を撃った男は死んだ

シャネル・ベンツ
高山真由美


在庫あり

定価:1,320円 (本体価格:1,200円)

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おれの眼を撃った男は死んだ

ジャンル
海外ミステリ > 短編集
一般文芸 > 短編集
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:374ページ
初版:2023年5月19日

ISBN:978-4-488-15403-5
Cコード:C0197
文庫コード:M-ヘ-22-1

写真:Andrey Stolyarov / Getty Images
装幀:國枝達也


内容紹介

恩人である兄に付き従ううち、銀行強盗に加担することになった西部の少女。服役中の父親と暴力的な継父の間で苦悩する少年。根拠薄弱な治療の果てに母親が病死し、医者への復讐心に囚われた双子の妹──。秩序なき犯罪と暴力の渦中で、血まみれになりながらも生きる人々の息遣いが、気高く、美しく描き出される。O・ヘンリー賞受賞作を含む全10編、凄絶な迫力を放つ傑作短編集! 訳者あとがき=高山真由美/解説=杉江松恋


目次

「よくある西部の物語」
「アデラ」
「思いがけない出来事」
「外交官の娘」
「オリンダ・トマスの人生における非凡な出来事の奇妙な記録」
「ジェイムズ三世」
「蜻蛉(スネーク・ドクターズ)」
「死を悼(いた)む人々」
「認識」
「われらはみなおなじ囲いのなかの羊、あるいは、何世紀ものうち最も腐敗した世界(オ・セキユラム・コラプテイシマム)」


シャネル・ベンツ

カリブ海東部のアンティグア・バーブーダにルーツを持つ作家。現在はシラキュース大学で教鞭をとる。2014年、短編「よくある西部の物語」でO・ヘンリー賞を受賞。同作収録の本書はデビュー短編集であり、〈サンフランシスコ・クロニクル〉の2017年ベスト・ブックの一冊、同年の〈エレクトリック・リテラチャー〉の最優秀短編集15の一冊などに選ばれた。その他の著作に長編The Gone Dead(2019)がある。