定価:1,430円 (本体価格:1,300円)
※未刊・近刊の商品につきましてはオンライン書店でお取り扱いしていない場合がございます
判型:文庫判
ページ数:400ページ
初版:2024年12月20日
ISBN:978-4-488-15317-5
Cコード:C0197
文庫コード:M-ロ-3-16
装画:朝倉めぐみ
装幀:岡本歌織(next door design)
チャイナタウンに多大な影響力を持つギャングのボスが病没する。彼は所有する古い建物を堅気の姪に遺していた。そこは再開発計画の中心地で、相続が関係者に波風を立てることは必至だ。私立探偵のリディアは相棒ビルと姪の護衛を務めることになるが、ボスの葬儀の翌日、ギャングの幹部が何者かに殺されてしまう!〈リディア&ビル〉シリーズ、シェイマス賞最優秀長編賞受賞作。解説=若林踏
S・J・ローザン
アメリカの作家。1950年生まれ。様々な職業を経て、90年頃から書き始めたミステリで、ふたりの私立探偵、中国系女性のリディア・チンと白人男性のビル・スミスを生み出し、94年に発表した『チャイナタウン』を第一作とする長編や多くの中短編で活躍させている。『ピアノ・ソナタ』『天を映す早瀬』でシェイマス賞、『どこよりも冷たいところ』でアンソニー賞、『冬そして夜』でMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長編賞を、「ペテン師ディランシー」でMWA最優秀短編賞を受賞するなど、現代を代表する私立探偵小説の書き手として高く評価されている。
直良和美
(ナオラカズミ )東京生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。英米文学翻訳家。主な訳書、ローザン「チャイナタウン」「ピアノ・ソナタ」、デ・ジョバンニ「集結」「誘拐」、フレムリン「泣き声は聞こえない」など。