- ミステリ
- 本格ミステリ
- 警察小説
- 歴史ミステリ
- サスペンス
- ハードボイルド
- 倒叙推理
- 青春ミステリ
- コージー
- 犯罪小説
- ロマンティック・ミステリ
- ユーモア・ミステリ
- パスティーシュ
- 連作短編集
- 短編集
- アンソロジー
- 評論・研究
- 少年・少女探偵
- スパイ小説
- エスピオナージュ
- 冒険小説
- 冒険
- 時代冒険
- バラエティ
- ユーモア
- 法廷もの
- スリラー
- 怪奇スリラー
- 海洋冒険
- 評伝
1938年、チェイスの処女作である本書の登場で、本格推理王国のイギリスに初めてハードボイルド派が誕生した――富豪令嬢を誘拐したギャング、この獲物をねらう第二のギャング、冷酷無惨な殺し屋にタフな私立探偵、性と倒錯と非情……。ハードボイルド派のすべてを盛り込み、世界的な話題を呼んで発禁となった問題作。
ジェイムズ・ハドリー・チェイス
1906年生まれのイギリス人作家。完全なアメリカン・スラングと暗黒街の知識に彩られた第一作『ミス・ブランディッシの蘭』で登場。約60編の長編には、前記作品のようなギャングもの、『悪女イブ』などの悪女もの、『プレイボーイ・スパイ』に代表されるスパイ・アクション、といった具合に作風は幅広い。軽快なストーリー・テリングとひねりの利いた結末のドンデン返しで読者を離さない。1985年歿。