マツカイノタタカイ

魔使いの戦い〈上〉

ジョゼフ・ディレイニー
金原瑞人田中亜希子


魔使いの戦い〈上〉

ジャンル
ファンタジイ > ファンタジイ
レーベル
創元ブックランド

判型:四六判上製
ページ数:230ページ
初版:2009年2月25日

ISBN:978-4-488-01965-5
Cコード:C0097

装画:佐竹美保
装幀:藤田知子


内容紹介

ぼくはトム。七番目の息子の七番目の息子だ。魔使いに弟子入りして2年目、いよいよ師匠の魔使いとアリスとともに、ペンドルの魔女集団を片づけにいくことになった。魔使いの友人だというペンドルの司祭に助けてもらっても、魔女集団を相手だと思うとなんだか不安でいっぱいだ。ところがそんな矢先、亡き父さんの農場を継いでいる一番上の兄、ジャック一家が何者かにさらわれた! しかも、母さんが去るときにぼくに残していった三つのトランクも奪われてしまったのだ。いったい誰が? 好評〈魔使いシリーズ〉第4弾。本文挿絵=佐竹美保



ジョゼフ・ディレイニー

1945年イングランド北部ランカシャー生まれ。ランカシャー大学卒業。ブラックプール・シックスフォーム・カレッジでメディア及び映像関連に関して教えるかたわら、大人向けの小説を書いていたが、エージェントの勧めで初の児童書『魔使いの弟子』を書いたところ成功。現在15カ国で翻訳され、さらに『魔使いの呪い』、『魔使いの秘密』、THE SPOOK'S BATTLEと続巻も刊行されている。


金原瑞人

(カネハラミズヒト )

1954年生まれ。翻訳家・法政大学教授。訳書にディレイニー『魔使いの弟子』、『魔使いの呪い』『魔使いの秘密』、ブロック〈ウィーツィ・バット・ブックス〉全5巻プライス『500年のトンネル』(以上東京創元社)、ストラウド『バーティミアス』(理論社)、クラッチャー『アイアンマン』(ポプラ社)、ローズ『ティモレオン』(中央公論文庫)、シアラー『青空のむこう』(求龍堂)、アランハフト『ラスト・ドッグ』(ほるぷ出版)、ウェストール『ブラッカムの爆撃機』(岩波書店)など。エッセイに『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』(牧野出版)、編著書に『12歳からの読書案内』などがある。


田中亜希子

(タナカアキコ )

千葉県生まれ。銀行勤務ののち翻訳業に。絵本の読み聞かせの活動もおこなっている。おもな訳書に絵本ダラス=コンテ『コッケモーモー!』(徳間書店)、シールズ〈マーメイド・ガールズ〉シリーズ(あすなろ書房)、リーデ『囚われちゃったお姫さま』、ディレイニー『魔使いの弟子』、『魔使いの呪い』『魔使いの秘密』(東京創元社)、ヒル『僕らの事情。』(求龍堂)、マーサー〈バンパイア・ガールズ〉シリーズ(理論社)、ハートネット『サレンダー』(河出書房新社)などがある。