ウソノキ

嘘の木

  【単行本版】

フランシス・ハーディング
児玉敦子


嘘の木

ジャンル
ファンタジイ > ファンタジイ

判型:四六判上製
ページ数:414ページ
初版:2017年10月20日

ISBN:978-4-488-01073-7
Cコード:C0097

装画:牧野千穂
装幀:大野リサ


内容紹介

翼ある人類の化石、謎めいた手記、嘘を養分に育つ奇怪な木、高名な博物学者の不可解な死。時代の枷に反発し真実を求める少女は真相を暴けるのか? コスタ賞受賞の超大作!



フランシス・ハーディング

英国ケント州生まれ。オックスフォード大学卒業後、2005年に発表したデビュー作Fly By Nightでブランフォード・ボウズ賞を受賞。2011年に発表したTwilight Robberyがガーディアン賞の最終候補に、また2012年の『ガラスの顔』がカーネギー賞候補に、2014年の『カッコーの歌』は英国幻想文学大賞を受賞し、カーネギー賞の最終候補になった。そして2015年、『嘘の木』でコスタ賞(旧ウィットブレッド賞)の児童文学部門、さらに同賞の全部門を通しての大賞に選ばれるという快挙を成し遂げ、米国のボストングローブ・ホーンブック賞も受賞、カーネギー賞の最終候補にもなった。2017年に刊行された『影を呑んだ少女』も同賞の最終候補作に選ばれた。


児玉敦子

(コダマアツコ )

東京都生まれ。国際基督教大学教養学部社会科学科卒。英米文学翻訳家。主な訳書にハーディング『嘘の木』『カッコーの歌』『影を呑んだ少女』『ガラスの顔』、マーティン&ニブリー『ベートーヴェンの真実』、エリス『エジソンと電灯』、共訳書にラング編〈アンドルー・ラング世界童話集〉、マーカス『アメリカ児童文学の歴史』などがある。