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1974年の晩夏。大学教授の“私”は、元続き部屋で内部に隣室につながるドアがあるオフィスを借りた。ある日、そのドアから精神分析医が行うセッションが聞こえてきた。“患者”は若い女性で、養子のため自分の出自がわからず、アイデンティティの欠落に苦しんでいた。“私”は息を殺して、産みの母親を捜す“患者”の話に耳を傾け続けている。なぜ養子に出されたのか? “血の探求”の驚くべき結果とは――。異色かつ予測不可能な傑作ミステリ! 訳者あとがき=辻早苗
辻早苗
(ツジサナエ )翻訳家。大阪外国語大学英語科卒。ハチソン『蝶のいた庭』、コシマノ『サスペンス作家が殺人を邪魔するには』、ウィーヴァー『金庫破りときどきスパイ』『金庫破りとスパイの鍵』など訳書多数。