ニッキハササヤク

日記は囁く

イザベル・アベディ
酒寄進一


日記は囁く

ジャンル
海外ミステリ > ミステリ

判型:四六判並製
ページ数:276ページ
初版:2013年10月30日

ISBN:978-4-488-01010-2
Cコード:C0097

装画:辻恵
装幀:藤田知子


内容紹介

16歳のノアは、母親とその友人ギルベルトとともに、ドイツの小村に建つ築500年の屋敷を借りてバカンスを過ごすことになった。ある夜、超心理学に詳しいギルベルトに影響され、降霊術を行ったノアと村の青年ダーヴィトは、その家で30年前に殺された18歳の少女の霊を呼び出してしまう。彼女の語ることは本当だろうか? ふたりは密かに探りはじめるが……。写真家を目指す少女と天体観測が趣味の青年の恋と、心ふるえる謎を描いた傑作ミステリ! 訳者あとがき=酒寄進一



酒寄進一

(サカヨリシンイチ )

ドイツ文学翻訳家、和光大学教授。主な訳書として、2012年本屋大賞翻訳小説部門第1位に選ばれたシーラッハ『犯罪』、2021年日本子どもの本研究会第5回作品賞特別賞を受賞したコルドン〈ベルリン三部作〉、ヘッセ『デーミアン』、ブレヒト『アルトゥロ・ウイの興隆/コーカサスの白墨の輪』、ケストナー『終戦日記一九四五』、ノイハウス『友情よここで終われ』、ザルテン『バンビ――森に生きる』などがある。