― 評論・研究―
コミックス、アニメなど、原作と映像が交叉するところに何がある? 『犬神家の一族』『告白』など、国内外の28作品からミステリの読みどころを探る、評論集。
初心者にもマニアにも、面白くってためになる──海外ミステリ作家の創作秘話や意外な人間関係などがわかる「ミステリーズ!」名物連載が、加筆修正のうえ待望の単行本化!
その道の第一人者が読みに読んで御紹介。SF古書ハンター北原尚彦による最新の活動報告!
想像力と現実が切り離された時代に、評論には何ができるのだろうか。ライトノベル・ミステリ・アニメ・SF、異なるジャンルで文学と社会の再縫合を試みた作家を読み解く。
どのような視点をもてば、本格ミステリをもっと楽しめるのか? 知らなければ損をする様々な鑑賞のノウハウを、豊富な実例を交えて紹介する、全ミステリファン必読のガイドブック!
ポオ以降、第三の波までの探偵小説運動の本質を、叙述トリックに焦点をあて描き出した、ミステリ読者必読の一冊。巽昌章、法月綸太郎との鼎談「探偵小説批評の10年」を併録。
中井英夫、皆川博子──。《三大奇書》《幻影城》《異形コレクション》──。ミステリ評論家として第一線で活躍する著者が、幻想ミステリに焦点をしぼり纏めた集大成的評論集。
五〇年代欧米クラシック界の黄金時代を体験した著者の貴重な証言。新たなエピソードも加わり、更に充実。巻末に収めた当時のコンサート演目リストは圧巻。ファン垂涎の一冊。
1959年4月の創刊から2010年3月の新刊まで、文庫全点の内容紹介に詳細な書誌データを加えた。別冊『東京創元社文庫解説総目録〈資料編〉』を付す。函入、分売不可。
『容疑者Xの献身』『さよなら妖精』をはじめとしたミステリ。『1Q84』などの文芸作品から『冬のソナタ』まで。小説に限らずドラマや漫画などの話題作も幅広く扱った、力作時評集。
大岡昇平、坂口安吾、三島由紀夫……。戦争論的な観点から昭和文学を読み解き、世界戦争と探偵小説形式を重ねていく。昭和の文人を切り口に論じる『探偵小説論』 補完的作品。
平井太郎は如何にして江戸川乱歩となりしか。貼雑年譜の内容を追いながら、職業と住居の大遍歴を経て徐々に完成されていく探偵小説界の巨人・乱歩の実像に迫る。図版多数。
古書マニア、SFマニアの間で密かに語り伝えられる奇妙奇天烈・奇想天外な小説を精選、1950年代から90年代まで時代を追って紹介する、ファン必携の1冊。カラーを含む図版およそ200点を収録。
ノンフィクション・その他 >> ミステリ
『緋色の研究』『血の収穫』『樽』『Xの悲劇』……読み返せば解ける、古典的名作に秘められた謎の数々。ミステリの楽しさを再発見する〈ミステリーズ!〉好評連載エッセイ。
「キャラ」「キャラクター」という切り口から探偵小説を読み解く、鮮やかな評論集。米澤穂信ら若手作家陣との座談会や巽昌章、鷹城宏との往復書簡も収録した充実の一冊。
後期クイーン論、第三の波、ポストモダニズム。探偵小説を語る上で不可避の論点に真っ向から挑んだ傑作。《ミステリマガジン》での連載をまとめた、笠井潔渾身の評論集。
米国ファンタジー・ブームの立役者となった伝説的編集者の名著。ウィリアム・モリス、ダンセイニ卿に始まり、ルイス、トールキン、ハワードといった巨匠たちとその作品について懇切にガイダンスする。資料的価値も絶大。
ノンフィクション・その他 >> SF
【野田昌宏推薦】英米のSF雑誌を全冊読破した著者が贈る、詳細な歴史的ガイダンス。SFファンはもとより雑誌文化に興味を持つ読者の必携書。19世紀末の黎明期から1950年までを扱う。
『活字が消えた日』『印刷はどこへ行くのか』の著者が、印刷業の立場から、本とインターネット、オンデマンド出版の現状と未来を語る。入門書としても最適。
海外冒険小説から国内新本格ミステリまで、あらゆるタイプの作品を取り上げた、十三年に亙る書評の集大成。これ一冊で二十世紀末ミステリ・シーンを俯瞰できる充実のガイド!