判型:文庫判
ページ数:302ページ
初版:2015年8月12日
ISBN:978-4-488-52504-0
Cコード:C0193
文庫コード:F-い-2-3
装画:羽住都
装幀:内海由
●金原瑞人氏推薦――「予想を裏切るが、決して期待を裏切らないエンディング。ぞくぞくするほど魅力的」
コンスル帝国の最北西の村に住むデイスは十六歳、村の外に捨てられていたところを拾われ、両親と姉に慈しまれて育った。ある日父と衝突し、怒りにまかせてゴルツ山に登った彼は、土の中に半分埋まった肩留めを拾う。〈太陽の石〉と呼ばれる鮮緑の宝石。これは自分に属するものだ、一目でデイスは悟る。だが、それが眠れる魔道師を目覚めさせることに……。デビュー作『夜の写本師』で読書界に旋風を起こした著者のシリーズ第三弾。解説=金原瑞人
乾石智子
(イヌイシトモコ )山形県生まれ、山形県在住。1999年教育総研ファンタジー大賞受賞。スターウルフで目を覚まし、コナン・ザ・バーバリアンから最初の一歩を助けてもらった。著書に『夜の写本師』『魔道師の月』『太陽の石』『オーリエラントの魔道師たち』『紐結びの魔道師』『沈黙の書』『赤銅(あかがね)の魔女』『白銀(しろがね)の巫女』『青炎(せいえん)の剣士』『イスランの白琥珀(こはく)』『神々の宴』『久遠(くおん)の島』『闇の虹水晶』『滅びの鐘』などがある。