判型:文庫判
ページ数:524ページ
初版:2023年7月28日
ISBN:978-4-488-52515-6
Cコード:C0193
文庫コード:F-い-2-14
装画:羽住都
装幀:内海由
〈久遠(くおん)の島〉そこは心から本を愛する人のみが入ることを許される不思議な楽園。あるときひとりの王子が島を訪れる。一見魅力的な王子だったが、真の姿は目的のためなら手段を選ばない強欲で身勝手な人物だった。そして、彼の野心が島に悲劇をもたらす……。著者のデビュー作『夜の写本師』に連なる本の魔法と復讐の物語。巻末に文庫版書き下ろし短編「テズーとヨーファン」収録。著者あとがき=乾石智子
「久遠(くおん)の島」
「テズーとヨーファン」
あとがき――どう書いたらいいかしら
乾石智子
(イヌイシトモコ )山形県生まれ、山形県在住。1999年教育総研ファンタジー大賞受賞。スターウルフで目を覚まし、コナン・ザ・バーバリアンから最初の一歩を助けてもらった。著書に『夜の写本師』『魔道師の月』『太陽の石』『オーリエラントの魔道師たち』『紐結びの魔道師』『沈黙の書』『赤銅(あかがね)の魔女』『白銀(しろがね)の巫女』『青炎(せいえん)の剣士』『イスランの白琥珀(こはく)』『神々の宴』『久遠(くおん)の島』『闇の虹水晶』『滅びの鐘』などがある。