ノシタルジア

のすたるじあ

城昌幸


未刊

定価:1,100円 (本体価格:1,000円)

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のすたるじあ

ジャンル
国内ミステリ > 短編集
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:352ページ
初版:2024年10月18日

ISBN:978-4-488-49913-6
Cコード:C0193
文庫コード:M-し-10-3

装画:柳智之
装幀:山田英春


内容紹介

星新一が「異様なミステリアスな宇宙へとさそいこまれてしまう」と讃した、詩人にして探偵作家・城昌幸の掌篇傑作選全二巻。本巻では、錬金術師の甦りの秘薬をめぐる奇譚「復活の霊液」、 見知らぬ港町で名も知れぬ誰かに成り代わって暮らす「郷愁」など、逝去直前の選集『のすたるじあ』全篇に、酒場の主人が語る数奇な運命譚「面白い話」など、書籍初収録を含む掌篇を多数増補。解説=星新一、夕木春央/初出一覧・編集後記=藤原編集室


城昌幸

(ジヨウマサユキ )

1904年東京府生まれ。23年、詩人として日夏耿之介と西條八十の門を潜る。石川道雄、矢野目源一らと興した同人雑誌〈東邦芸術〉に城左門名義で詩を発表、30年に第一詩集『近世無頼』を刊行する。25年に城昌幸名義で「秘密結社脱走人に絡る話」を〈探偵文芸〉に寄稿、探偵作家として〈新青年〉を中心に怪奇・幻想の味わいをもつ掌篇小説を発表する。さらに39年に始まった〈若さま侍捕物手帖〉シリーズは「五大捕物帳」のひとつに数えられるほどの人気を博す。ショートショートの先駆者としても名高く、戦後は〈宝石〉の創刊に携わり、のちに宝石社の社長となる。76年没。