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学生運動に伴うリンチ事件の首謀者として、三年間の刑務所生活を終え、ひっそりと男は暮らしていた。ある日彼は、自分が誰かに尾行されていることに気づく。待ち伏せてみるとそれは昔の仲間であったのだが……。頭蓋の奥で響く囁きに誘われるように飛翔を試みた、かつて革命の時生きた男は、何を思い、何を求めるのか。矢吹駆の罪と罰を描いた、シリーズ第ゼロ作としても知られる、笠井潔の原点! 幻の処女長編テロリズム小説。著者あとがき=笠井潔/解説=竹田青嗣・小森健太朗
笠井潔
(カサイキヨシ )1948年東京生まれ。74年渡仏し76年帰国。79年デビュー作『バイバイ、エンジェル』で角川小説賞を受賞。98年『本格ミステリの現在』編纂で日本推理作家協会賞受賞。2003年『オイディプス症候群』と『探偵小説論序説』で本格ミステリ大賞二部門(小説、評論・研究)同時受賞。著書に『哲学者の密室』『テロルの現象学』他多数。