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燦然と輝き続けるアンチ・ミステリの雄編、中井英夫著『虚無への供物』。当初この作品は塔晶夫の名前で発表されていた。だが、もしこの塔晶夫が中井とは別に存在したとしたら……。『虚無への供物』の発表された日と、中井の命日が同じなのは、偶然ではなく何者かの作為によるものではないのか……。そして至高の作品にとって作者の存在とは何なのか。『天啓の宴』に続く、刺激的な笠井潔もうひとつの傑作ミステリ・シリーズ。 解説=渡邉大輔
笠井潔
(カサイキヨシ )1948年東京生まれ。74年渡仏し76年帰国。79年デビュー作『バイバイ、エンジェル』で角川小説賞を受賞。98年『本格ミステリの現在』編纂で日本推理作家協会賞受賞。2003年『オイディプス症候群』と『探偵小説論序説』で本格ミステリ大賞二部門(小説、評論・研究)同時受賞。著書に『哲学者の密室』『テロルの現象学』他多数。