判型:文庫
ページ数:462ページ
初版:2008年7月31日
ISBN:978-4-488-29105-1
Cコード:C0197
文庫コード:M-ウ-8-5
装画:村上かつみ
装幀:矢島高光
幼い少年の失踪は誘拐事件に変貌した。身代金受け渡しの場へと急行するフロスト警部だが、その鼻先で事態は思わぬ展開を見せる。はたして少年の安否は……? 母子4人殺害事件をはじめ、解決を要する案件はほかにも山積みで、警部の疲労とマレット署長の不機嫌は募るばかり。キャシディ警部代行との仲も悪化する一方で、状況は八方ふさがりだ。悪態をつきながら雨中を駆けずりまわるフロスト警部に、光明は訪れるのか? 解説=荻原浩
*読売新聞08年8月12日朝刊に、同紙文化部・佐藤憲一氏による紹介が掲載。
R・D・ウィングフィールド
英国の作家・放送作家。1928年生、2007年歿。ロンドン出身。フロスト警部を主人公とした警察小説シリーズで人気を博した。著作に『クリスマスのフロスト』『フロスト日和』『夜のフロスト』などがある。
芹澤恵
(セリザワメグミ )成蹊大学文学部卒業。英米文学翻訳家。訳書にウィングフィールド「クリスマスのフロスト」「フロスト日和」、ピータースン「幻の終わり」「夏の稲妻」、クラヴァン「真夜中の死線」、ウィルソン「リリアンと燃える双子の終わらない夏」など。