判型:文庫判
ページ数:762ページ
初版:2001年6月15日
ISBN:978-4-488-29103-7
Cコード:C0197
文庫コード:M-ウ-8-3
装画:村上かつみ
装幀:矢島高光
流感警報発令中。続出する病気欠勤にデントン署も壊滅状態。折悪しく、町には中傷の手紙がばらまかれ、連続老女切り裂き犯が暗躍を開始する。記録破りの死体の山が築かれるなか、流感ウィルスにも見放されたフロスト警部に打つ手はあるのか……? さすがの名物警部も、今回ばかりは青息吐息。『クリスマスのフロスト』『フロスト日和』につづく、人気の英国警察小説シリーズ第3弾。解説=霞流一
*英国ITVで1992年よりTVドラマ・シリーズ化
*第1位「週刊文春」2001年傑作ミステリーベスト10/海外部門
*第1位『IN★POCKET』文庫翻訳ミステリーベスト10/評論家部門
*第2位「このミステリーがすごい! 2002年版」海外編ベスト10
*第7位『ミステリが読みたい!2011年版』ゼロ年代ミステリベスト・ランキング海外篇
R・D・ウィングフィールド
英国の作家・放送作家。1928年生、2007年歿。ロンドン出身。フロスト警部を主人公とした警察小説シリーズで人気を博した。著作に『クリスマスのフロスト』『フロスト日和』『夜のフロスト』などがある。
芹澤恵
(セリザワメグミ )成蹊大学文学部卒業。英米文学翻訳家。訳書にウィングフィールド「クリスマスのフロスト」「フロスト日和」、ピータースン「幻の終わり」「夏の稲妻」、クラヴァン「真夜中の死線」、ウィルソン「リリアンと燃える双子の終わらない夏」など。