セイジャトシシャニツグ

生者と死者に告ぐ

ネレ・ノイハウス
酒寄進一


生者と死者に告ぐ

ジャンル
海外ミステリ > 警察小説
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
刑事オリヴァー&ピア・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:620ページ
初版:2019年10月31日

ISBN:978-4-488-27611-9
Cコード:C0197
文庫コード:M-ノ-4-7

写真:Ariane Jechow/EyeEm/Getty Images
装幀:柳川貴代+Fragment


内容紹介

ホーフハイム刑事警察署の管轄内で、犬の散歩中の女性が射殺された。80メートルの距離から正確に頭部を狙撃されたのだ。翌日、森に建つ邸宅で、女性が窓の外から頭を撃たれて死亡。数日後には若い男性が心臓を撃ち抜かれた。そして警察署に“仕置き人”からの死亡告知が届く。被害者たちの見えない?がり(ミツシング・リンク)と犯人の目的とは。刑事オリヴァーとピアが未曾有(みぞう)の連続狙撃殺人に挑む! 解説=北上次郎


ネレ・ノイハウス

1967年、ドイツ、ミュンスター生まれ。夫が経営するソーセージ工場で働きながら、2005年に初の長篇ミステリUnter Haienを自費出版した。〈刑事オリヴァー&ピア〉シリーズ第一作『悪女は自殺しない』と次作『死体は笑みを招く』も自費出版し、地元の書店で絶大な人気を博す。その後、評判を聞きつけた老舗出版社ウルシュタイン社からの出版が決定し、2009年正式にデビューした。同シリーズにはほかに、『深い疵(きず)』『白雪姫には死んでもらう』『穢(けが)れた風』『悪しき狼』『生者と死者に告ぐ』『森の中に埋めた』『母の日に死んだ』がある。


酒寄進一

(サカヨリシンイチ )

ドイツ文学翻訳家。1958年生まれ。和光大学教授。主な訳書――2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位のシーラッハ『犯罪』、2021年日本子どもの本研究会第5回作品賞特別賞を受賞したコルドン〈ベルリン三部作〉、ヘッセ『デーミアン』、ブレヒト『アルトゥロ・ウイの興隆/コーカサスの白墨の輪』、ケストナー『終戦日記一九四五』、ノイハウス〈刑事オリヴァー&ピア・シリーズ〉。