ケンシシンモンフタタビ

検死審問ふたたび

パーシヴァル・ワイルド
越前敏弥


検死審問ふたたび

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:348ページ
初版:2009年3月27日

ISBN:978-4-488-27405-4
Cコード:C0197
文庫コード:M-ワ-1-2

装画:田地川じゅん
装幀:本山木犀


内容紹介

リー・スローカム検死官が、ふたたび検死審問をおこなうことになった。今回の案件は、火事に巻きこまれて焼死したとおぼしき作家ティンズリー氏の一件。念願の陪審長に抜擢され、大いに張り切るうるさがたのイングリス氏は、活発に意見を述べ、審問記録に注釈を加え、さらには実地検分に出かける気合いの入れよう。はたして、いかなる評決が下るのか。傑作『検死審問』の続編登場。解説=西上心太

*第2位『2010本格ミステリ・ベスト10』/海外ランキング
*第7位『IN★POCKET』2009年文庫翻訳ミステリーベスト10/翻訳家&評論家部門



パーシヴァル・ワイルド

1887年アメリカ、ニューヨーク生まれ。小説家・劇作家。銀行員を経て1912年に文筆活動を開始する。小説家としては、29年に刊行した短編集『悪党どものお楽しみ』がエラリー・クイーンに激賞されて〈クイーンの定員〉の一冊に選ばれたほか、代表作『検死審問』は江戸川乱歩、レイモンド・チャンドラーと東西の巨匠に称賛された。そのほかのミステリ作品に『ミステリ・ウィークエンド』『検死審問ふたたび』『探偵術教えます』などがある。53年没。


越前敏弥

(エチゼントシヤ )

1961年生まれ、東京大学文学部卒業。英米文学翻訳家。主な訳書に、ドロンフィールド「飛蝗の農場」、D・ブラウン「ダ・ヴィンチ・コード」「オリジン」、クイーン「Yの悲劇」、F・ブラウン「真っ白な嘘」など。