- ミステリ
- 本格ミステリ
- 青春ミステリ
- サスペンス
- ハードボイルド
- ユーモア
- ユーモア・ハードボイルド
- 私立探偵小説
- 警察小説
- 歴史ミステリ
- 時代ミステリ
- 時代本格
- 短編集
- 連作短編集
- アンソロジー
- 倒叙推理
- パスティーシュ
- 心理ミステリ
- 鮎川哲也賞
- 創元ミステリ短編賞
- ミステリーズ!新人賞
- スリラー
- 奇妙な味
- 評論・研究
- ガイド
- エッセイ
- バラエティ
- 少年・少女探偵
- コミック
- ミステリーズ!
- クライム・コメディ
判型:四六判仮フランス装
ページ数:264ページ
初版:2013年10月25日
ISBN:978-4-488-01778-1
Cコード:C0093
装画:シライシユウコ
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。
色鮮やかな花々の咲く、比類なく美しい庭園オーブラン。
ある日、異様な風体の老婆に庭園の女管理人が惨殺され、その妹も1ヶ月後に自ら命を絶つという痛ましい事件が起きる。殺人現場に居合わせた作家の“私”は、後日奇妙な縁から手に入れた管理人の妹の日記を繙(ひもと)くが、そこにはオーブランの恐るべき過去が綴られていた。――かつて重度の病や障害を持つ少女がオーブランの館に集められたこと。彼女達が完全に外界から隔絶されていたこと。謎めいた規則に縛られていたこと。そしてある日を境に、何者かによって次々と殺されていったこと。
なぜオーブランは少女を集めたのか。彼女達はどこに行ったのか?
楽園崩壊に隠された驚愕の真相を描いて、第7回ミステリーズ!新人賞佳作に入選した表題作ほか、“少女”にまつわる謎を描く全5篇を収める。
*第6位『闘うベスト10 2013』
*第8位『ミステリが読みたい!2015年版』国内篇
*第9位「闘うベストテン場外乱闘篇 ROUND2」国内篇(2014年1月13日、於・新宿ロフトプラスワン)
深緑野分
(フカミドリノワキ )1983年神奈川県生まれ。2010年、「オーブランの少女」が第7回ミステリーズ!新人賞に佳作入選、同作を表題作とした短編集を刊行しデビュー。19年『ベルリンは晴れているか』で第9回Twitter文学賞第1位に選ばれる。他の著書に『戦場のコックたち』『分かれ道ノストラダムス』『この本を盗む者は』『カミサマはそういない』『スタッフロール』『空想の海』がある。