キネマトグラフィカ

キネマトグラフィカ

  【単行本版】

古内一絵


キネマトグラフィカ

ジャンル
一般文芸 > 一般文芸

判型:四六判並製
ページ数:300ページ
初版:2018年4月27日

ISBN:978-4-488-02785-8
Cコード:C0093

装画:シマカワマサシ
装幀:西村弘美


内容紹介

老舗映画会社に新卒入社した"平成元年組"六人の男女が、二〇一八年春、ある地方の映画館で再会する。
今はそれぞれの道を歩む同期の彼らが、思い出の映画を鑑賞しながら二十六年前に起きた"全国フィルムリレー"に思いを馳せる。映画がフィルムだった頃、六人は自分の信じた道をそれぞれ必死に前に進もうとしていた。
フィルムはデジタルに、劇場はシネコンに。四半世紀の間に移り変わる映画の形態。そして映画と共に生きた彼らの人生もまた……。
あの頃思い描いていた自分に、今、なれているだろうか――。
追憶と希望が感動を呼ぶ、働く人すべての心を熱くする傑作エンターテイメント!



古内一絵

(フルウチカズエ )

東京都生まれ。映画会社勤務ののち、『銀色のマーメイド』で第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、2011年にデビュー。2017年、『フラダン』が第63回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選出され、第6回JBBY賞(文学作品部門)を受賞。他の著書に『鐘を鳴らす子供たち』、『最高のアフタヌーンティーの作り方』、『星影さやかに』、『山亭ミアキス』、『百年の子』、〈マカン・マラン〉シリーズ、〈キネマトグラフィカ〉シリーズ、NHKでテレビドラマ化された〈風の向こうへ駆け抜けろ〉シリーズなどがある。