チャイロノドウワシュウ

ちゃいろの童話集

アンドルー・ラング
西村醇子 監修


ちゃいろの童話集

ジャンル
ファンタジイ > 童話
ファンタジイ > 短編集
一般文芸 > 童話
シリーズ
アンドルー・ラング世界童話集 9

判型:四六判上製
ページ数:374ページ
初版:2009年3月30日

ISBN:978-4-488-01864-1
Cコード:C8097

装画:ヘンリー・J・フォード
装幀:柳川貴代+Fragment


内容紹介

世界各国の民話昔話を、英国の古典学者、民俗学者アンドルー・ラングが収集再話した童話集の第9弾。収録作品は「玉運びと魔物」「ぶつぶつ父さん」「頭のいい子ウサギ」「クーモンゴーの聖なる樹液」「人魚と王子」「牛や馬が人に飼われるようになったわけ」「太陽の妹」「魔法の首」「猫のキサ」「心のやさしいワリ・ダード」「魚の騎士」など計25編。挿絵は初版時のものを使用。H・J・フォードの美麗なイラスト多数。完全新訳。


目次

「玉運びと魔物」
「玉運び、つとめをはたす」
「魔物バニヤップ」
「ぶつぶつ父さん」
「ヤラの話」
「頭のいい子ウサギ」
「弱虫のゲイラルドがむくいを受けるまで」
「ハウボキ」
「末の弟が兄たちを助けた話」
「クーモンゴーの聖なる樹液」
「よこしまなクズリ」
「人魚と王子」
「ピビとカボ」
「エルフのおとめ」
「馬や牛が人に飼われるようになったわけ」
「魔法の首」
「太陽の妹」
「キツネとラップ人」
「猫のキサ」
「アスムンドとシグニー」
「リューベツァール」
「運命にうち勝とうとした王さまの話」
「心やさしいワリ・ダード」
「魚の騎士」



アンドルー・ラング

スコットランドのセルカーク生まれ。民俗学者、作家、編集者。スコットランドのセント・アンドリューズ大学、グラスゴー大学をへてオックスフォード大学へ移り、同大学マートン・カレッジの特別研究員になる。のちにロンドンでジャーナリストとして活躍、ロングマン社の編集顧問に。この〈アンドルー・ラング世界童話集〉に代表される昔話の蒐集再話のほか、翻訳や詩集、創作童話「プリジオ王子」(富山太佳夫+富山芳子編 青土社『幸福な王子』所収)、伝記、それに多数のエッセイや書評記事も書いた。日本では『書斎』(生田耕作訳、白水社刊)、『書物と愛書家』(不破有理訳、図書出版社刊)などが訳されている。


西村醇子

(ニシムラジュンコ )

青山学院大学文学研究科博士後期課程満期退学、白百合女子大学ほか非常勤講師、日本イギリス児童文学会理事、訳書『魔法使いハウルと火の悪魔』(徳間書店)『オックスフォード世界児童文学百科』(共訳、原書房)著書『英米児童文学ガイド』(共著、研究社)『英米児童文学の宇宙』(共著、ミネルヴァ書房)ほか