キイロノドウワシュウ

きいろの童話集

アンドルー・ラング
西村醇子 監修


きいろの童話集

ジャンル
ファンタジイ > 童話
ファンタジイ > 短編集
一般文芸 > 童話
シリーズ
アンドルー・ラング世界童話集 4

判型:四六判上製
ページ数:356ページ
初版:2008年5月30日

ISBN:978-4-488-01859-7
Cコード:C8097

装画:ヘンリー・J・フォード
装幀:柳川貴代+Fragmen


内容紹介

世界各国の民話昔話を、英国の古典学者、民俗学者アンドルー・ラングが収集再話した童話集の第4弾。収録作品は「黄金のカニ」「竜と竜のおばあさん」「小さな緑のカエル」「動物たちの恩返し」「巨人と羊飼いの少年」「六人の男が広い世界をわがもの顔で歩く話」「魔法使いの王さま」「花の女王のむすめ」「飛ぶ船」「霜の王」「とんまなハンス」など計28編。挿絵は初版時のものを使用。H・J・フォードの美麗なイラスト多数。完全新訳。


目次

「猫とネズミのふたりぐらし」
「北方の竜」
「黄金のカニ」
「竜と竜のおばあさん」
「小さな緑のカエル」
「七つ頭の大蛇」
「動物たちの恩返し」
「巨人と羊飼いの少年」
「カラス」
「六人の男が広い世界をわがもの顔で歩く話」
「魔法使いの王さま」
「ガラスの山」
「緑のサル、アルフィージ」
「妖精より美しい金髪姫」
「三人の兄弟」
「男の子とオオカミ――守られなかった約束」
「死んだ妻」
「白いアヒル」
「魔女と召使い」
「魔法の指輪」
「花の女王のむすめ」
「飛ぶ船」
「霜の王」
「魔女」
「リング王子」
「石の舟に乗った魔女」
「とんまなハンス」
「かがり針の物語」



アンドルー・ラング

スコットランドのセルカーク生まれ。民俗学者、作家、編集者。スコットランドのセント・アンドリューズ大学、グラスゴー大学をへてオックスフォード大学へ移り、同大学マートン・カレッジの特別研究員になる。のちにロンドンでジャーナリストとして活躍、ロングマン社の編集顧問に。この〈アンドルー・ラング世界童話集〉に代表される昔話の蒐集再話のほか、翻訳や詩集、創作童話「プリジオ王子」(富山太佳夫+富山芳子編 青土社『幸福な王子』所収)、伝記、それに多数のエッセイや書評記事も書いた。日本では『書斎』(生田耕作訳、白水社刊)、『書物と愛書家』(不破有理訳、図書出版社刊)などが訳されている。


西村醇子

(ニシムラジュンコ )

青山学院大学文学研究科博士後期課程満期退学、白百合女子大学ほか非常勤講師、日本イギリス児童文学会理事、訳書『魔法使いハウルと火の悪魔』(徳間書店)『オックスフォード世界児童文学百科』(共訳、原書房)著書『英米児童文学ガイド』(共著、研究社)『英米児童文学の宇宙』(共著、ミネルヴァ書房)ほか