メジャーリーグ、メキシコヘイク

メジャーリーグ、メキシコへ行く

メキシカンリーグの時代

マーク・ワインガードナー
金原瑞人


メジャーリーグ、メキシコへ行く

ジャンル
一般文芸 > 一般文芸
レーベル
海外文学セレクション

判型:四六判並製
ページ数:414ページ
初版:2005年10月31日

ISBN:978-4-488-01644-9
Cコード:C0097

装画:桔川伸
装幀:藤村誠


内容紹介

アメリカ野球界を震撼させた大事件!

「これは1946年にメキシカンリーグが行った、選手引き抜きの話だ。当時の関係者たちは、『メジャーリーグに対する殴りこみ』と呼んでいる」(本文より)

黒人がメジャーリーガーになれなかった時代、野球における「メキシコ戦争」が勃発。フリーエージェント制、選手組合、すべてはここから始まった。世が世ならメジャーリーグで活躍できたであろう選手たちが紡ぎだす、切なくもおかしい人生の物語。

アーネスト・ヘミングウェイ、ベーブ・ルース、をはじめとするセレブリティたちが煌めき、ファンの歓声が轟く熱く乾いたメキシコを舞台に、サチェル・ペイジ、ジャッキー・ロビンソンらの陰となった実力ある選手たちの知られざる人生と、数々の名試合が鮮やかによみがえる。
訳者あとがき=金原瑞人

*できるかぎり率直かつ忠実に書き記した、すばらしき物語の始まりだ。――フランク・ブリンガー・Jr.
*これまでで最高の野球小説。―― USAトゥデイ紙
*国民的神話を深く掘り下げた。……感動を呼ぶ重要な物語 ――ニューヨーク・タイムズ・ブックレヴュー誌
*歴史がいきいきとよみがえる。すばらしい本だ。――サンディエゴ・ユニオン・トリビューン紙



金原瑞人

(カネハラミズヒト )

1954年生まれ。翻訳家・法政大学教授。訳書にディレイニー『魔使いの弟子』、『魔使いの呪い』『魔使いの秘密』、ブロック〈ウィーツィ・バット・ブックス〉全5巻プライス『500年のトンネル』(以上東京創元社)、ストラウド『バーティミアス』(理論社)、クラッチャー『アイアンマン』(ポプラ社)、ローズ『ティモレオン』(中央公論文庫)、シアラー『青空のむこう』(求龍堂)、アランハフト『ラスト・ドッグ』(ほるぷ出版)、ウェストール『ブラッカムの爆撃機』(岩波書店)など。エッセイに『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』(牧野出版)、編著書に『12歳からの読書案内』などがある。