ワスレラレタハナゾノ

忘れられた花園〈下〉

  【単行本版】

ケイト・モートン
青木純子


忘れられた花園〈下〉

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ

判型:四六判並製
ページ数:348ページ
初版:2011年2月25日

ISBN:978-4-488-01332-5
Cコード:C0097

Scope:桑原弘明 ミカエルの扉, 2008
装幀:柳川貴代


内容紹介

祖母から英国コーンウォールの崖の上にあるコテージを相続した孫娘カサンドラは、祖母ネルの書き残したノートと謎めいた古いお伽噺集を手に英国に渡る。ネルはなぜ遠い地にコテージを買ったのか? ネルはいったい誰だったのか? 今はホテルとなった豪壮なブラックハースト荘、その敷地のはずれ、茨の迷路の先にあるコテージの手入れを進めるうちに、カサンドラは封印された庭園を見出す。そしてブラックハースト荘の秘密とは……? 訳者あとがき=青木純子

*第3回翻訳ミステリー大賞受賞作
*第1位 第3回 AXNミステリー「闘うベストテン」(2011年)
*第7位『ミステリが読みたい!2012年版』海外篇
*第8位〈週刊文春〉2011ミステリーベスト10 海外部門
*第9位『このミステリーがすごい!2012年版』海外編

●数々の書評から

魔力に満ちた一冊――ニューキャッスル・ヘラルド
最後の最後に明かされる真実。驚愕の真相とはまさにこのこと――カーカス・レビュー
読者を別世界に誘う壮大で豪奢な作品――NYデイリー・ニュース
モートンは読者を時に驚かし、時に当惑させ、そして徹底して楽しませてくれる――スター・テレグラム
あざやかな筆致、堪能すること間違いなしの作品――デイリー・エクスプレス
ダフネ・デュ・モーリアの完璧なまでの後継者――ル・フィガロ



ケイト・モートン

1976年、南オーストラリア州ベリに三人姉妹の長女として生まれる。クイーンズランド大学で舞台芸術とイギリス文学を修めた。夫と三人の息子とともに、ロンドン在住。2006年に『リヴァトン館』で作家デビュー。他に『忘れられた花園』、『秘密』、“The Distant Hours” 、『湖畔荘』がある。


青木純子

(アオキジュンコ )

1954年東京生まれ。早稲田大学大学院博士課程満期退学。訳書に、K・モートン『忘れられた花園』、M・パヴィチ『風の裏側』、L・ノーフォーク『ジョン・ランプリエールの辞書』、B・S・ジョンソン『老人ホーム』、G・アデア『閉じた本』、A・クルミー『ミスター・ミー』、K・アトキンソン『世界が終わるわけではなく』、M・レヴィツカ『おっぱいとトラクター』他。