ペルセウスザリュウセイグン

ペルセウス座流星群

ファインダーズ古書店より

ロバート・チャールズ・ウィルスン
茂木健


ペルセウス座流星群

ジャンル
SF > 連作短編集
レーベル
創元SF文庫

判型:文庫判
ページ数:440ページ
初版:2012年11月16日

ISBN:978-4-488-70608-1
Cコード:C0197
文庫コード:SF-ウ-9-8

装画:鷲尾直広
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。


内容紹介

星降る夜に扉は開く──人生に空洞をかかえる人々の前にあらわれた古書、望遠鏡、チェス盤や鏡がもたらす非日常への誘惑は、やがて秘められた世界、正気と狂気の狭間に彼らを導いてゆく。「発見者」の名を持つ謎めいた古書店を軸として、広大無辺な宇宙とささやかな日々の営みの交錯が、時に妖しく、時に幻想的に描かれる。ヒューゴー賞・星雲賞受賞作『時間封鎖』の著者が新たな側面を見せる、珠玉の連作短編集。解説=香月祥宏


目次

「アブラハムの森」
「ペルセウス座流星群」
「街のなかの街」
「観測者」
「薬剤の使用に関する約定書」
「寝室の窓から月を愛(め)でるユリシーズ」
「プラトンの鏡」
「無限による分割」
「パール・ベイビー」



ロバート・チャールズ・ウィルスン

1953年、合衆国カリフォルニア州生まれのカナダ人SF作家。1975年にデビュー、長編Mysterium(1994)でフィリップ・K・ディック賞を、『クロノリス―時の碑―』(2001)でジョン・W・キャンベル賞を受賞。代表作『時間封鎖』は、ヒューゴー賞・星雲賞に加え、ドイツ、フランス、イスラエルの文学賞も受賞している。


茂木健

(モギタケシ )

1959年生まれ、翻訳家。訳書にウィルスン《時間封鎖》三部作、ティドハー『完璧な夏の日』、ウォルトン『図書室の魔法』《ファージング》三部作ほか多数。著書に『バラッドの世界』『フィドルの本』。