トリフィドジダイ

トリフィド時代

  【新訳版】

食人植物の恐怖

ジョン・ウィンダム
中村融


トリフィド時代

ジャンル
SF > SF
レーベル
創元SF文庫

判型:文庫判
ページ数:414ページ
初版:2018年7月27日

ISBN:978-4-488-61004-3
Cコード:C0197
文庫コード:SF-ウ-7-1

装画:石黒正数
装幀:関善之 for VOLARE inc.


内容紹介

その夜、地球が緑色の大流星群のなかを通過し、だれもが世紀の景観を見上げた。ところが翌朝、流星を見た者は全員が視力を失ってしまう。世界を狂乱と混沌が襲い、いまや流星を見られなかったわずかな人々だけが文明の担い手だった。だが折も折、植物油採取のために栽培されていたトリフィドという三本足の動く植物が野放しとなり、人間を襲いはじめた! 人類の生き延びる道は? 訳者あとがき=中村融

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ジョン・ウィンダム

1903年、英国イングランドのウォーリックシャーに生まれる。様々な職を転々としながら短編小説の執筆を始め、31年、SF雑誌〈ワンダー・ストーリーズ〉よりデビュー。51年に『トリフィド時代』を発表し、一躍読書界の注目を集めた。侵略/人類破滅テーマを得意とし、ほかにも『さなぎ』『呪われた村』『海竜めざめる』などの名作を遺した。69年歿。『トリフィド時代』や『呪われた村』は映画化もされた。スティーヴン・キングは著書『死の舞踏』中で、「英国が生んだ希代のSF作家」と賞賛する。


中村融

(ナカムラトオル )

1960年愛知県生まれ。中央大学卒業。SF・ファンタジイ翻訳家、研究家、アンソロジスト。主な訳書に、ウェルズ『宇宙戦争』『モロー博士の島』、ブラッドベリ『万華鏡』ほか多数。創元SF文庫での編著に『影が行く』『地球の静止する日』『時の娘』『時を生きる種族』『黒い破壊者』がある。