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11月の早朝、徳農機具店の主人山田徳三が刺殺された。妻の洋子は、押し入ってきた何者かの犯行だと証言したが、捜査は難航。店員の少年たちや9歳の娘・道子などの供述から、洋子が逮捕・起訴される。だが、法廷での道子の言葉に異様などよめきが廷内を走った。検事にうその供述を強制されたというのだ。実在の冤罪事件をモデルに、検察・裁判に翻弄される人々を骨太に描く傑作。解説=瀬戸内寂聴、巽昌章
*2009年5月23日 朝日新聞「もっと本を!!――再読ガイド」で紹介
開高健
(カイコウタケシ )1930年、大阪生まれ。大阪市立大学卒。1957年,「裸の王様」で芥川賞、1968年『輝ける闇』で毎日出版文化賞を受賞。小説のほか、釣りや食に関するエッセイ、ベトナム戦争の従軍体験をもとにしたノンフィクションなど著作多数。1989年没。