●東川篤哉氏推薦──「地域密着型の謎を溢れるユーモアと地元愛で語る。これぞ傑作ご当地ミステリだ!」
真面目さが取り柄の会社員・透子は、ひょんなことから名探偵・九条の秘書になる。かつて彼は全国を股にかけ、多くの難事件を解決した素人探偵だったが、今はなぜか地元・川崎市内というご近所でのささやかな謎にしか興味を持たない、自称“ご当地探偵”になっていた。ご当地アイドルに届いた予告状の謎など、ものぐさ探偵と生真面目秘書が依頼人の悩みを晴らす、連作ミステリ全5編! 著者あとがき=市井豊
「予告状ブラック・オア・ホワイト」
「桐江さんちの宝物」
「嘘つきの町」
「おかえりエーデルワイス」
「絵馬に願いを」
市井豊
(イチイユタカ )1983年神奈川県生まれ。日本大学芸術学部卒。2008年、「聴き屋の芸術学部祭」で第5回ミステリーズ!新人賞に佳作入選する。12年、同作を表題作とした連作集で単行本デビュー。書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー『放課後探偵団』には〈聴き屋〉シリーズの「横槍ワイン」をもって参加。
公式ブログ:「まあまあ進行形(仮)」
http://blog.livedoor.jp/ichiing/