クリスティの『白昼の悪魔』を映画化した『地中海殺人事件』の野外上映会、もちろん〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉はそろって参加した。ところが映画が終わったとき、すぐ近くの席の女性が絞殺死体で発見された。いくら映画に夢中だったとはいえ、目と鼻の先での殺人に気づかないなんて……。ブッククラブの面々は、またもや独自の調査を開始する。人気シリーズ第3弾。訳者あとがき=高橋恭美子
C・A・ラーマー
パプアニューギニア生まれ。国際ジャーナリストで編集者で作家。著作には〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉シリーズのほかに、Ghostwriter Mysteryシリーズ、Posthumous Mysteryシリーズ、Sleuths of Last Resortシリーズがある。現在はオーストラリア東海岸のバイロンベイに住む。
高橋恭美子
(タカハシクミコ )英米文学翻訳家。訳書に、ラーマー「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」「危険な蒸気船オリエント号」、クレイス「容疑者」「約束」「指名手配」「危険な男」、ライリー「蘭の館」「影の歌姫」、クリスティー「蒼ざめた馬」など。