ブッククラブのメンバーは、蒸気船オリエント号での豪華クルーズに参加していた。仲間のひとりアンダースに誘われたのだ。アリシアにとっては彼とのロマンティックな船旅のはずだった。だが乗客が死亡したり行方不明になったりで、それどころではなくなってしまう。アリシアたちはミステリマニアの血が騒ぎ、独自調査をはじめる! クリスティ好きの面々大活躍のシリーズ第2弾。訳者あとがき=高橋恭美子
C・A・ラーマー
パプアニューギニア生まれ。国際ジャーナリストで編集者で作家。著作には〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉シリーズのほかに、Ghostwriter Mysteryシリーズ、Posthumous Mysteryシリーズ、Sleuths of Last Resortシリーズがある。現在はオーストラリア東海岸のバイロンベイに住む。
高橋恭美子
(タカハシクミコ )英米文学翻訳家。訳書に、ラーマー「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」「危険な蒸気船オリエント号」、クレイス「容疑者」「約束」「指名手配」「危険な男」、ライリー「蘭の館」「影の歌姫」、クリスティー「蒼ざめた馬」など。