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パリの街路樹の根元に落ちていた犬の糞からなぜ人骨が出たのか? カエルをペットにする変わり者の元内務省調査員・ケルヴェレールが捜査を開始した。若き歴史学者マルク=通称聖マルコを助手に彼が探り当てたのは、ブルターニュの村で起きた老女の事故死だった。骨は彼女のものなのか? ケルヴェレールが、聖マルコ、聖マタイとともに老女の死の意外な真相に迫る。CWA賞受賞作『死者を起こせ』に続く〈三聖人シリーズ〉第2弾! 訳者あとがき=藤田真利子
フレッド・ヴァルガス
1957年パリ生まれ。シュールレアリスムの研究者を父に持つ二卵性双生児の姉妹の妹として生まれる。他に兄が一人。パリ大学で考古学を専攻した後、国立科学研究所の研究員となり、中世考古学の専門家として遺跡発掘や講演などの日々を送りながらミステリを書き始める。《三聖人シリーズ》と《警察署長アダムスベルグ・シリーズ》で仏語圏以外の国々でも多くの読者を獲得し、CWA賞インターナショナル・ダガーを四度受賞していることは特筆に値するだろう。ミステリの執筆活動のほかに、イタリアの政治犯のフランス亡命を支援したり、2019年には環境問題に関する警告の書 “L’Humanité en péril” を刊行し、本国フランスで話題を呼んでいる。