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かつての友人リディアの嫁ぎ先である、巨大で不気味なド・ラ・シマルド家の城に逗留中に、続けざま不可解な出来事に襲われるベスとオードリー。城内をさまよう彼女たちには、知る由もなかった。天才ギタリストのサルバドールが、この地で暮らした抑圧の日々を。妻と過ごした得がたい時間を。そして、一族最後の人間となったサルバドールの母親が、今なお胸に秘める執念を……。雪中の城館で、物語は予期せぬ結末を迎える。解説=杉江松恋
*第1位 CSミステリチャンネル「闘うベストテン」/海外部門
*第4位『週刊文春』「2005ミステリーベスト10」/海外部門
ジェレミー・ドロンフィールド
1965年、イギリスのウェールズ南部に生まれる。98年、『飛蝗(ばつた)の農場』で小説家デビュー。同書は英国推理作家協会(CWA)最優秀デビュー長編賞の最終候補作となり、日本でも各種ランキングの1位に選出された。その他の小説に『サルバドールの復活』(1999)などがある。十余年におよぶ執筆活動の中断を経て、2015年に歴史ノンフィクション作家として再デビュー。以降、精力的に活動している。
越前敏弥
(エチゼントシヤ )1961年生まれ、東京大学文学部卒業。英米文学翻訳家。ダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』『オリジン』、エラリイ・クイーン『災厄の町』『フォックス家の殺人』『十日間の不思議』、フレドリック・ブラウン『真っ白な嘘』『不吉なことは何も』など訳書多数。主な著書に『翻訳百景』『文芸翻訳教室』『この英語、訳せない!』などが、共著に『シートン動物記で学ぶ英文法』などがある。