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ページ数:320ページ
初版:2005年12月28日
ISBN:978-4-488-19511-3
Cコード:C0197
文庫コード:M-オ-4-7
写真:Archive Holdings Inc. / Getty Images
装幀:柳川貴代+Fragment
1940年、ドイツ軍占領下のパリ。4人のマジシャンは、マックス・キャンドルとともに、青春のひとときを過ごしていた。マロリーが徐々に明るみに出していく、彼らの秘められた過去と、マラカイの心に今も幻影として生きつづけるルイーザの実像。だが、死の罠はイリュージョンのステージで、次の犠牲者を待ち受けている。絞首台で、鋭利な刃を持つ振り子の下で……。マロリーさえも翻弄する犯人に、彼女の怒りは静かに燃え上がる! 解説=霜月蒼
キャロル・オコンネル
アメリカの作家。1947年生。ミステリ史上もっともクールなヒロイン・マロリーを主役とした『氷の天使』でデビュー。このシリーズの『天使の帰郷』『魔術師の夜』のほかに、『クリスマスに少女は還る』『愛おしい骨』などがある。
務台夏子
(ムタイナツコ )英米文学翻訳家。訳書にオコンネル『クリスマスに少女は還る』『愛おしい骨』、デュ・モーリア『鳥』、エスケンス『償いの雪が降る』『過ちの雨が止む』、スワンソン『そしてミランダを殺す』『8つの完璧な殺人』などがある。