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幽霊を憑依させる体質のメイクピースは、母とふたりで暮らしていたが、母が亡くなり残された彼女のもとに父親の一族から迎えが来る。父は死者の霊を取り込む能力をもつ旧家の出だったのだ。父の一族の屋敷で暮らし始めたものの、屋敷の人々の不気味さに我慢できなくなり、メイクピースは逃げだす決心をする。『嘘の木』の著者が17世紀英国を舞台に逞しく生きる少女を描く傑作。訳者あとがき=児玉敦子/解説=杉江松恋
フランシス・ハーディング
英国ケント州生まれ。オックスフォード大学卒業後、2005年に発表したデビュー作Fly By Nightでブランフォード・ボウズ賞を受賞、2014年の『カッコーの歌』では英国幻想文学大賞を受賞した。2015年には7作目にあたる『嘘の木』でコスタ賞(旧ウィットブレッド賞)の児童文学部門、さらには同賞の全部門を通しての大賞に選ばれるという快挙を成し遂げ、米国のボストングローブ・ホーンブック賞も受賞した。
児玉敦子
(コダマアツコ )東京都生まれ。国際基督教大学教養学部社会科学科卒。主な訳書にハーディング『嘘の木』『カッコーの歌』『呪いを解く者』、マーティン&ニブリー『ベートーヴェンの真実』、エリス『エジソンと電灯』、共訳書にラング編〈アンドルー・ラング世界童話集〉、マーカス『アメリカ児童文学の歴史』などがある。