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チョーサー、スコット、ロード・バイロン、ホイットマン、イエーツ、エイケン、ベネ……これらの名高い詩人たちには、何か共通するものがあるのか? そう、彼らはみな犯罪もの、あるいは探偵もの、あるいはサスペンスの短編を書いているのだ。アンソロジーの名手エラリー・クイーンが、ポエティック・ミステリの粋を集めた。編者あとがき=エラリー・クイーン/訳者あとがき=柳瀬尚紀
ジェフリー・チョーサー「免罪符売りの話」
オリヴァー・ゴールドスミス「ウェイクフィールドの牧師」
サー・ウォルター・スコット「ふたりの牛追い」
ジョージ・ゴードン ロード・バイロン「ダーヴェル」
ヘンリー・ワズワース・ロングフェロー「ペリゴーの公証人」
ウォールト・ホイットマン「一度きりの邪な衝動!」
W・S・ギルバート「弁護士初舞台」
トマス・ハーディ「三人のよそ者」
ウィリアム・バトラー・イエーツ「宿無しの磔刑(たつけい)」
ラドヤード・キプリング「インレイの帰還」
ジョン・メイスフィールド「レインズ法」
ジョイス・キルマー「恐喝の倫理」
コンラッド・エイケン「スミスとジョーンズ」
マーク・ヴァン・ドーレン「死後の証言」
ロバート・グレイヴズ「シュタインピルツ方式」
スティーヴン・ヴィンセント・ベネ「いかさま師」
オグデン・ナッシュ「三無クラブ」
ミュリエル・ルーカイサー「仲間」
エラリー・クイーン
アメリカの作家。フレデリック・ダネイ(1905‐82)とマンフレッド・B・リー(1905‐71)の、いとこ同士による合同ペンネーム。1929年、出版社のコンテストに投じた長編『ローマ帽子の謎』でデビュー。同書を第一作とする〈国名シリーズ〉と、当初はバーナビー・ロス名義で発表されたドルリー・レーン四部作でミステリ界に不動の地位を得る。その後も作者と同名の名探偵が活躍する傑作をいくつも著し、ダネイは雑誌〈エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン〉で多数の作家を世に送り出したほか、ミステリ研究者、アンソロジストとしても功績を残した。「アメリカの推理小説そのもの」と評された、巨匠中の巨匠である。