ヌイグルミケイブノキカン

ぬいぐるみ警部の帰還

  【単行本版】

西澤保彦


ぬいぐるみ警部の帰還

ジャンル
国内ミステリ > 本格ミステリ
国内ミステリ > ユーモア
国内ミステリ > 短編集

判型:四六判並製
ページ数:238ページ
初版:2013年6月20日

ISBN:978-4-488-02719-3
Cコード:C0093

装画:諏訪さやか
装幀:水野哲也(Watermark)


内容紹介

殺人現場にぽつんと遺されたぬいぐるみ。そのぬいぐるみは、何を語る? イケメン警部・音無の密かな楽しみは、ぬいぐるみを愛でること。遺されたぬいぐるみから優れた洞察力で事件解決の手がかりを発見する――。そしてその音無にぞっこんの則竹女史。さらにミステリオタクの江角刑事や若手の桂島刑事など、個性派キャラが脇を固める、連作短編集。「お弁当ぐるぐる」(『赤い糸の呻き』所収)で初登場した、不可思議な音無&則竹コンビが遭遇した不可能犯罪の数々。〈腕貫探偵シリーズ〉でブレイク中の著者が新たに放つユーモア推理。


目次

「ウサギの寝床」
「サイクル・キッズ・リターン」
「類似の伝言」
「レイディ・イン・ブラック」
「誘拐の裏手」


西澤保彦

(ニシザワヤスヒコ )

1960年高知県生まれ。アメリカ・エカード大学創作法専修卒。第1回鮎川哲也賞最終候補を経て、95年『解体諸因』でデビュー。〈匠千暁〉シリーズ、〈神麻嗣子〉シリーズ、〈腕貫探偵〉シリーズや、『七回死んだ男』などSF要素のある本格ミステリで人気を博す。近著に『夢の迷い路』『沈黙の目撃者』『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』『夢魔の牢獄』『偶然にして最悪の邂逅』などがある。